戸田市「マンション管理ネット登録制度」
2016年09月23日
戸田市に、マンション管理ネット登録制度というものがあることをご存知でしょうか?
戸田市の説明
「戸田市では、平成27年4月から戸田市マンション管理ネット登録制度が開設しました。 マンション管理ネット登録制度とは、市民の皆さまが快適なマンションライフを送っていただけるよう、市が分譲マンションの管理に関する情報やマンション管理に関するイベント情報等を事前に登録された市民の皆さまに、インターネットの電子メール等を通じて提供する制度です。お名前、電子メールアドレス等を登録していただくだけで、簡単にご利用いただけます。」
ちなみに、この制度は、マンション管理組合、市内在住者が登録できます。
では、なぜこのような制度が出来たのでしょうか?
まず、今、色々と問題となっている、分譲マンションが抱える様々な問題やトラブルについ考えてみましょう。
例えば…
・管理会社の業務懈怠
・大規模修繕工事の資金不足
・管理組合役員のなり手不足や高齢化問題
・管理費等の長期滞納者への対応
・施工不良等による売主とのトラブル…など
これらの問題は、基本的に管理組合を中心に居住者が協力して自ら解決していかなければなりません。しかし、マンション管理に関する問題やトラブルは、専門的・技術的な内容もあり、管理組合でどのように解決すれば良いか判断に困るものが多くあります。
そのため、このマンション管理ネットを通じ、戸田市、登録者の双方から提案と情報提供を行うことにより問題解決の手助けになればと、この制度が出来たと考えます。戸田市が、マンョン管理に関心を持ち、管理組合に対して積極的な情報発信を行おうとしている自治体であることがわかります(ちなみに、同じような制度は、草加市でもあるみたいです)。
この制度の活用例としましては、以下のようになると考えます。
戸田市➞登録者
・マンションセミナーの案内
・マンション管理組合等からの情報発信
・マンション管理問題に関する解決事例紹介
・国、県等のマンション施策の動向
登録者➞戸田市
・マンション管理に関する工夫した事例等やマンション居住者にとって役立つ情報(有益なマンション管理組合活動情報、管理費の削減や防災活動など)を市へ提供し、市が他の登録者へ情報提供することによる情報の共有化。
・マンションセミナー講演内容の提案等
私が小学生の頃は、戸田市には電車も走っていなく、マンションも少なかったです。
変化があったのは、埼京線の開通により、戸田市に3駅(戸田公園駅、戸田駅、北戸田駅)が出来たことです。埼京線開通当時は高い建物も少なく、駅のホームからは遠くの景色が一望できましたが、今は多くのマンションが建ち、雰囲気がガラッと変わりました。住み心地が良いという事で、人口も増え続けています。
そんな急激にマンションが増えてきた戸田市だからこそマンション管理に敏感であり、マンション管理ネット登録制度によって市民のサポートをしようと考える自治体なのだと思います。
戸田市の情報(参考)