負けんばい熊本

2016年06月14日

1負けんばい

先日、熊本へ行く機会がありました。

(熊本へは10年近くこの時期に行く用事があります。)

 

 

当日、羽田から飛行機で熊本空港に向かったのですが、熊本空港到着前、眼下に見えるブルーシートの多さに心が痛みました。

 

 

熊本地震で被害の多かった益城町は空港のすぐ近くで、住宅が全壊や半壊している姿を実際に目にしました。

(今日の報道よると益城町は震度7の揺れを2回観測し、4700棟以上の住宅が全壊や半壊の被害を受け、地震発生から2か月経った今も2100人余りの人が今も避難所での生活を強いられているとのこと。)

 

 

熊本では、ボランティア活動を行っている場所には行かなかったのでが、何台もの自衛隊の車とすれ違ったりや、ボランティアバスの集合場所に集まっている人の姿を見て、熊本復興へ向け、活動をしている方々に頭が下がる思いでした。

 

 

現地の知人数名から当日の様子の話しや、避難所生活、ライフライン復旧から現在の生活などの生の話しを聞きました。

 

 

ある一人は話の途中で、その時の部屋の写真を見せてくれたのですが想像以上のすさまじさでした。

 

 

そして壊れた熊本城を指さして、

 

 

「熊本城もああなってしまって…」

 

「このままこの部屋で死ぬんだなと思った…」

 

ポツリと言ったその言葉がズシンと心に響きました。

 

 

繁華街はそれなりに人が集まっていましたが、例年と比べれば少なく感じました。

宿泊したホテルやデパートも最近稼働したとのことでした。

 

 

 

用が終わり、こちらに戻ってきてから熊本県八代市で震度5弱の地震がありました。度重なる地震で心理的ストレスも限界にきているのではと心配です。

 

熊本で話した方々に共通して言えるのは、皆、前を向いて進んでいます。そして自分の知り合いの熊本の人達は皆温かい人ばかりです。

 

「~ばい」、「~と」など、熊本弁は心に入りやすい優しい言葉で、とても好きです。

 

自分の出来ることは限られていますが、熊本へ少しでも元気を送れるよう、考え、行動していきます。